本当に価値あるプレビルドは、日本人には簡単に買えません。(その1)

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即完風景プレビルド物件について、私はどちらかというとネガティブなのですが、先日、どうしてもプレビルド投資がしたいという投資家の方が来られて色々とお話をさせてもらったのですが、今回はその話について書きます。

 

まず、リスクについてですが、簡単にいえばプレビルドのプリセール販売は、まだ何もない更地状態でプランを基にコンドミニアムを販売するわけですから、デベロッパーの信頼性が非常に大事です。

その点、一応、ビッグ10といわれるデベならまあ安心かなと思いますが、それでも確実というわけではありません。

 

私が実際に見たトラブルの例としては、プリセールの時に、モデルルームの中で竣工後のロビーの豪華さを宣伝していたプロジェクトが、いざ出来上がってみたら使っている建材やデザインがかなりグレードダウンされていて、全然豪華な感じがしなかったというのがあります。また、ロビーだけでなく、肝心の居室部分でもかなりの手抜きがされていました。

 

このデベの名前は言えませんが、ビッグ10には入っていないものの、デベロッパーとして上場している企業なのに、です。

 

そして、実際に購入者からかなりの苦情が出たのですが、このデベはいわゆるフォース・マジョアー(不可抗力)を理由に言い逃れをするばかりで、結局、購入者は泣き寝入りするしかなかったという顛末です。私もロンドン駐在の時に、現地のデベがこれを理由に工事遅延を正当化してきた際、数千万円の弁護士費用を使って訴訟を起こしたことがありますが、個人の場合は訴訟はまず無理です。

 

こういうトラブルは、イギリスのオフプランでも時々あることなので、オフプランはリスクがあるとちゃんと認識してイギリス人は買うのですが、バンコクの場合、この点はあまり話題にならないようです。

 

しかし、だからと言って、私はプレビルド物件全てに消極的という訳ではありません。昨年、10月8日のブログ、「要注目プレビルド物件」、と題してスパライのエリート・パヤタイを推薦しましたが、これなどは、スペックや価格から判断して迷わず買っていいプリセール物件でした。当然、タイ人投資家も同じことを考えていて、実際、この物件は最上階のペントハウスを残し、瞬く間に売り切れました。

 

そこで私が訪ねてこられたその投資家の方に言ったのは、プリセール物件でもこれはいいというプロジェクトは時々ありますが、そういう物件はあっと言う間に売り切れてしまうので、販売初日の早朝から並んで待つことができますか? もしそれができるとしても、今度は慣れないタイ語で販売担当者とやり取りして、自分の希望物件を買えますか?ということです。

 

日本に住んでいて、バンコクの人気プリセール物件を狙っている人がいますが、販売初日に、買えるかどうかも分らないのにバンコクまでやってきて、上の写真のように早朝から並んで待つことができる人はそうはいません。

 

更に、人気物件の場合、往々にして販売担当者の態度が非常に横柄になります。短時間のうちに詰め掛けたお客を捌いていかなければならないのもあって、完全に売り手市場と化した販売会場では、言葉が通じず何を言っているのか分らない日本人客などはぞんざいに扱われ、最悪、面倒だからと飛ばされて次のお客に移ってしまうこともあります。

 

こんな状況ですから、本当に価値あるプリセール物件は、なかなか日本人には買えません。

 

この続きは次回に。

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