宅建業法のない世界(その4)

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The Agentしかし、個人の住宅売買ではそこまでやるのは無理です。従って、買主自らが気をつけるしかありません。

 

相手はプロなので、実にうまい口実で自分の売りたい物件を売り込んできます。例えば、AとBの2つの物件があってどちらも大差なさそうなのに、ブローカーがAの方ばかりを勧めてきて、どうも納得できないような場合は、多分、それはコミッション率が違うからだろうと疑う必要があります。

 

売主から直接委託されたブローカーはコミッションも3%取れるのでそちらを売ろうとします。一方で、日本で言う“分かれ”の場合は、自分は売主につながっておらず、買主を紹介するだけなので、売主に委託されているブローカーとコミッションを折半することになり、1.5%のコミッションです。

 

この場合、気をつけなければならないのは、たとえ“分かれ”であっても、日本の場合は買主側仲介業者は買主から仲介料を取れますが、タイの場合は両方とも売主からコミッションが支払われるので、買主を紹介したブローカーでも買主の味方にはなりえないということです。

 

そういうこともあって、現在、私は日本ウェルスで、バンコクでコンドミニアムを買う日本人ができるだけ不正に会ったり損をしたりしないように投資アドバイスをしています。簡単に言えば、適正な市場価格で、将来的にも資産価値を維持できる物件を紹介し、購入のアドバイスをしていくのが仕事です。

従って、最新のマーケット情報の提供や、買わない方がよいプロジェクトなど、デベロッパーにとって不都合な情報もブログの中でストレートに伝えるようにしています。

プロフィール欄でも書いたように、私は既にアーリーリタイアしてバンコクにやってきたので、今更コミッションをがつがつ稼ぐつもりもなく、できるだけ日本人のクライアントに満足してもらえるようにアドバイスをさせてもらっています。

 

一方で、弊社の関連会社にはBTSプロパティグループというブローカレジ会社があります。日本人買主の求める物件と彼らの持っている物件がピタリと一致した場合は、同じグループ会社なのでスムーズに契約、引渡しまで進むのですが、当然、全てがそううまくいくわけでもなく、利害の不一致で頓挫することも起こります。

 

その場合、日本人のお客さんがどちら側のクライアントになったかによるのですが、私のクライアントである場合は、アドバイザーとしてよくないと思う物件は、この関連会社が売ろうとしてもこんなのは買わない方がいい、とアドバイスできるのですが、BTSのウエブサイトで物件を見てコンタクトしてきた日本人の場合は、彼らのクライアントであり、残念ながら私には発言権がありません。

 

タイはまだ新興国なので、不動産業界も日本から見たら公正な取引を行うための宅建業法もない無法地帯のような業界です。不動産マーケットも日本のように情報が透明化されておらず、裏取引や詐欺みたいな行為が行われています。

 

従って、冒頭に書いたように、「日本人にとっては、まだまだ一般的とは言えない海外不動産の購入。大きな将来性がある代わりに、日本人の知らないところに落し穴があるのも海外不動産です。」ということを忘れないで頂きたいと思います。

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