ガマゴン

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gamagonタイ語でกรรมกรと書きますが、抑揚をつけないでフラットに”ガマゴーン”と発音します。


怪獣みたいな名前ですが、意味は“労働者”です。この言葉を使う場合、どちらかというと蔑視的なニュアンスが入って、肉体労働者、という意味合いが強いのですが、厳密に言うと普通の工場労働者などもガマゴンに入るそうです。


さて、このガマゴンなのですが、新聞によると、これが今、タイの人件費高騰の原因になりつつあるそうです。


バンコクBTSの駅の一つに、オンヌットという駅があるのですが、そこから徒歩5分程度のところにBEST BEEFという500人以上入れそうな大きなオープンエア型の炭火焼バーベキューレストランがあります。ここはタイ人に人気があって、夕方7時頃にはほぼ満員という盛況振りです。私も何度か行ったことがありますが、わずか329バーツ、約千円で肉や野菜食べ放題、ビール飲み放題です。


さて、ここのウェイター及びウェイトレスはほとんどがミャンマー人かラオス人です。店の奥で料理を作っている連中も多分同じだと思います。


何故分かるかと言うと、彼らの喋るタイ語が私にはさっぱり分からないからです。私のヒアリング力が弱いのもありますが、同席したタイ人に聞いても、よく聞き取れないそうで、多分、ミャンマー人だろうということでした。つまり、タイ社会にはこのようにいたるところで、ミャンマー人やラオス人がガマゴンとして働いています。


そして、コンドミニアムの工事現場もそうです。特にミャンマー人が多いそうです。私も工事現場を見に行ったことがあるのですが、タイ人の現場監督がミャンマー人に窓のコーキングの打ち方を身振り手振りで教えていました。ラオス語はタイ語に近いので、タイ人でもコミュニケーションは取れるらしいのですが、ミャンマー語とタイ語は全く違うようです。そうなると、現場監督は言葉で教えられないので、もっぱらジャスチャーになるわけです。


それを見て納得しました。どうして、こちらのコンドミニアムは新築なのに雨漏りするのか。


さて、今、このガマゴンがどんどんミャンマーに帰ってしまっています。何故かと言うと、今はヤンゴンあたりで建設工事が増えていて、わざわざタイまで出稼ぎに来なくても仕事に困らなくなったからというのと、大半が違法就業者であり
クーデター以降、軍の取締りが厳しくなったからみたいです。


そんな訳で今、コンドミニアムのデベロッパーは大変みたいです。土地の価格は相変わらず右肩上がり一辺倒だし、その上、タイ人よりずっと安い給料で働いてくれるガマゴンまでいなくなってしまうわで、建設コストがどんどん上がってきているわけです。


そういう記事を読むと、バンコクのプレビルド(正確にはプリビルドと発音します)コンドミニアムに対しては悲観的な私でも、ひょっとしたらまだまだ上がるかも、という気がしてきました。

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