わが郷愁のマリアンヌ(その1)

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夏樹静子夏樹静子氏の作品で、「わが郷愁のマリアンヌ」というミステリーがあります。

 

上・下巻2冊の分厚い長編小説ですが、私がこれを読んだのは、まだロンドンで暮らしていた頃ですからもう20年も前になります。あらすじはほとんど忘れてしまったのですが、ネットショップのアマゾンに次のような説明がありました。

 

「ロンドンに赴任した貿易会社常務・倉内優二は、取引きを始めた陶磁器メーカーの女性オーナー社長マリアンヌと運命的な出会いをした。優二は、青年時代から憧れていた『嵐が丘』のヒロイン、キャサリンを彼女に投影し、会う度に思いは募っていった。その頃、彼女の会社のマージャーの死体が木立に囲まれたホテルで発見された…。北イングランドの荒野に展開する華麗な愛のミステリー。」

 

この小説を読んだ当時、私は英国陶磁器に興味を持っていて、ウエッジウッド、ミントン、ロイヤルドールトンといったボーンチャイナの有名ブランドが工場を構える、ストーク・オン・トレントの街を訪ねてみたいと常々思っていました。

しかし、ロンドンから週末の日帰りドライブで行ける距離でもなく、なかなか訪れる機会がなかったのですが、そんなとき、偶然、ストーク・オン・トレントとロンドンを舞台にしたこの本に出会い、夜を徹して一気読みしてしまいました。

 

英国に住んだことがない人は、この本の中で夏樹氏が長々と綴る、イングランド独特のどこか暗くて寂寥感に満ちた情景描写にちょっとうんざりするのかもしれません。でも、これは住んでいる人でないと分からない、イングランドが持つ郷愁をそそる雰囲気の描写でもあり、私などはこれが気に入って一気読みしてしまいました。

 

だから、殺人事件のストーリーはさっぱり覚えてないのですが、夏樹氏がイングランドに長期間滞在しながら、渾身の力を込めて海外小説に挑んだのだろうというのが伝わってきて、一晩で一気読みです。そして、その週末、私は車を飛ばしてストーク・オン・トレントに向かっていました。 

さて、今日は何でこんなことを長々と書いているかというと、今回、あるデベロッパーが、イングランドのストーク・オン・トレントにある学生寮を、私のところに持ち込んで来たからです。

 

この続きは次回 

 

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