MLSに匹敵するデータベース立上げに挑戦(その1)

MLS

以前、私は、宅建業法のない世界と題して、バンコク不動産市場の無法地帯のような不透明さについて書いたことがあります。


 

それに対し、アメリカには昔からMLSという信頼性の高い物件情報データベースがありますが、私も、もう30年以上前、まだ20代でしたが、英語だけは問題なく喋れたので、MLSの情報から選んで、ハワイ州マウイ島のコンドミニアムを購入しました。

そして、それは私にとって記念すべき初めての海外不動産投資でもあったのですが、アメリカの情報の透明性は素晴らしいと思ったものです。

MLSは、当時も今も変わらず非常に優れた不動産データベースで、現時点で売りに出ている物件情報や、売買取引事例の生きたデータを入手することができます。
 

一方、日本でも業者向けにレインズという優れたシステムができたし、民間でもHOMEsやSUUMOといった売り物件や賃貸物件の充実したデータベースがあります。
 

しかし、ここ、タイには信頼できるデータベースや情報供給システムがありません。

私も自著の本の中で、バンコクの物件探しに使うツールとしてHipflapPrakardなどを紹介しているものの、その中で「しかしこの内、3分の1ぐらいは偽の情報です」と但し書きしています。

また、ひどい時には半分近くが実在しない、顧客をつり上げるための囮(おとり)情報だったりします。何故こういうことが起こるかというと、タイでは宅建業法がなく、囮情報を出しても誰も取り締れないからです。



更に、Prakardに至っては、「売主を装った詐欺やもぐりのブローカーも多いので注意が必要」と、本の中で注意書きまでしたように、怪しげで危ない情報が多く含まれています。
 

これらに比べると、まだ比較的信頼性の高い大手仲介会社のシティスマートやザ・エージェント、プラスプロパティのサイトの方が使い勝手がいいのですが、彼らのサイトでさえも、囮物件と思われる格安の物件情報が出ていることがあり、電話をかけて聞くと、もうそれは販売済みだからと同じコンドミニアム内のもっと価格の高いユニットを代替で紹介してきたりします。
 

バンコクの不動産は、周辺国のカンボジアやミャンマー、ベトナムなどに比べると、ビジネスとしてはるかに国際的で、巨大なマーケットサイズに成長しているにも関わらず、今もこのように、非常に原始的な、信頼性の低い情報の中で取引が行われているため、不透明そのものなのです。


(次回に続く)

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